DESIGNデザイン

エントランス(2018年2月撮影)

過去から未来へ「時の価値」「地の記憶」を紡ぎ出し、“織りなすデザイン”をコンセプトにしたRESIDENCE。

日本橋馬喰町。この地は、かつて織物の街として栄えた記憶を刻んでいます。古き良き伝統を継承し、発展してきた街だからこそ、「過去」から「未来」へと素敵に生まれ変わっていく時の流れを「織りなす」という象徴的な意味を持たせながら設計コンセプトの核に据えたいと考えました。例えば、「過去と未来」が、「縦と横の糸」のように紡がれ、一枚の生地が織り成されていくように、そしてその生地と生地が出会うことで表現される一体感や立体感を生み出すように、「織物」という概念が設計デザイン全体の中にテーマとして流れています。また、外観の意匠では、日本古来の「格子」「障子」をデザインモチーフとしてインスピレーションしながらも、未来に映えるようモダンかつスタイリッシュに仕上げるようデザインしました。

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外観タイルのベースには、絹の繊維をイメージした白系の横長タイルを採用。伝統的要素からモダンを創造する世界観がここに。

外観タイルのメイン素材には、絹糸のような光沢感があり、オリジナルとなる白系の45四丁(横長)を採用し、機織りのラインのように、糸の目を表現しています。基壇部やバルコニー部分は、シックなダーク系タイルを採用し、建物全体に落ち着きとモダンさをあたえています。また、基壇分の凸凹のあるボーダータイルの組合せや、黒い庇、目隠しルーバー等、水平ラインを強調させることで、縦に伸びがちなデザインを抑え、シャープでありながら、圧迫感を軽減するデザインを創り出しています。

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※1.マテリアルイメージ(2016年4月撮影) ※2.マテリアルイメージ(2016年4月撮影)

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株式会社IAO竹田設計 佐々木杏美 本プロジェクトの全体設計デザインを担当。

IAO竹田設計(1976年設立)/国際性 ・環境との調和・独創性を軸に、大阪・東京・名古屋・高松・中国(上海・北京・武漢)を拠点に、リゾート開発からオフィス、商業施設、集合住宅、シルバー施設、学校・教育施設など広範囲にわたる建設設計を行っています。

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エントランスホール(2018年2月撮影)

光の導きと、温かみのある素材感で迎える、心を解くエントランス空間へ。

過去から続く一筋の光が未来を紡ぎ出すように。「編み」「重なり」「光と陰影」というデザイン要素で“織りなすデザイン”を追求する。

建物のエントランス空間では、未来への歩みを予感させながら、住宅としての温かみが迎えてくれるようなデザインをめざしました。足を踏み入れてまず目に入るのが、日本伝統の着物や折り紙などに見られる「重なり」をイメージした連続する意匠。壁や天井に配したその「重なり」と「光」で、繊細かつ大胆に奥へと導きます。さらに、スタイリッシュな外観の印象から「住まいとしての空間」へと心のシフトチェンジをはかるべく、素材感にも配慮を尽くしました。ウォールナット調の壁と天井を基調に、安らぎと温かさを感じられる空間に仕上げています。また、エントランスの壁には、外観の横ラインを継承するよう、凹凸感のある横長の白色タイルを組み上げ、「編み」を表現し。上部から照らすウォールウォッシュの照明により深い「光と陰影」を配しています。

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マテリアルイメージ(2016年4月撮影)

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三井デザインテック株式会社 神田恵 本プロジェクトの1F共用部デザインを担当。

2008年多摩美術大学環境デザイン学科卒業後、三井デザインテック(株)入社。ホテルデザインを中心に多彩な施設のインテリアデザインを手掛ける。2014年「三井ガーデンホテル京都新町 別邸」にてDSA賞、GOOD DESIGN賞、京都デザイン賞大賞を受賞。

竣工写真ギャラリー

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※掲載の写真は2018年2月に撮影したものです。